こんにちは、松木です。
「動画編集の案件は受注できたんだけど、なかなかリピート率が高まらない」
「案件が継続しなくて、仕事の単価もなかなか上がらない」
動画編集を続けていると、こんな悩みが増えてくると思います。
そこで本記事では、クライアントと信頼関係を築きながらリピート率を高めるコツをご紹介していきます。
以前に動画編集案件の取り方も記事にしていますので、こちらもぜひチェックしてみてください。
動画編集のリピート率を高めるコツ
結論からお伝えすると、リピート率を高めるために一番重要なことは信頼関係を深めていくことです。
リピート率を高める=信頼関係を深める
私は独立してから、自分のミスでクライアントとの契約が切れてしまったことが何度かあります。
原因は非常にシンプルで、私が相手との信頼関係を深めていく行動が出来ていなかったからです。
そんな失敗続きの私でしたが、これから紹介することを意識するようになってからリピート率が格段に向上しました。
今ではありがたいことに、多くのクライアントと長くお仕事をさせてもらっています。
リピート率を高めるために意識したことは下記の4つです。
①納期を必ず守る(1番重要!)
②早めの返信を心がける
③コミュニケーションコストを下げる
④修正の依頼は漏れなく対応する
①納期を必ず守る
リピート率を高めるコツ1つ目は「納期を必ず守る」です。
本当に当たり前のことですが、経験上これが何よりも大切だと感じています。
私は過去にクライアントとの契約が切れてしまう経験をしていますが、その原因のほとんどが納期を守れなかったことにあります。
納期遅れは、基本的に一発退場。
一度やってしまったら、そのクライアントとは2度と仕事できなくなる可能性が高いです。
動画編集だけでなく、全てのプロジェクトには「いつまでに」という期日が必ずあります。
なぜ期日があるのか?
それは時間が有限だからです。
そして私たちの命にも限りがあり、命が有限だからこそどんなプロジェクトにも期限、つまり納期が必要になるわけです。
案件を継続していくうえで「納期を守る」というのはそれだけ大切なことですし、納期を守れない人が、相手と信頼関係を深めていくことは難しいと思います。
私もこれまで納期に関してはたくさん失敗してきていますし、信頼してくれた人を裏切ってしまったこともあったので、今では「とにかく納期だけは絶対死守する」という気持ちで仕事に取り組んでいます。
動画編集やデザイナーのようなクリエイティブにまつわる仕事は
「スケジュールをこなすより、いいものをつくることが大切だ」
「クリエイティブなことは、時間通りには進まない」
このような解釈がわりと蔓延しているように感じます。
私もデザイナーさんにお仕事をお願いしていた時に、「よりクオリティの高いものをお渡ししたいので、もう少し時間をください」と言われたことがあります。
これだけははっきり言えますが、「いいものをつくる」よりも「時間を守る」ことのほうが遥かに大切です。
お客さんからお金をいただいて「この日までにつくります」と約束したのに、「いいものをつくることが優先だから破ってもいい」などと思っていることがそもそもの間違いです。
締切>いいものをつくる
これは絶対ルールであり、時間より強い制約はこの世には存在しません。
クオリティはもちろん大切ですが、時間を守ることは何よりも重要です。
どんな仕事であっても納期への意識を強く持てば、自然と信頼関係が深まり、リピート率も上がっていくはずです。
②早めの返信を心がける
2つ目は「早めの返信を心がける」です。
よく見かける「クライアントからの連絡は即レスしよう!」といったことを伝えたいわけではないのですが、やはりリピート率を高めるために、ある程度の返信スピードは大切だなと感じているのでご紹介します。
クライアントの安心感を高めるという意味でも返信スピードは大事になってくると思いますが、一番大きいのは早めに返信する事でやりとりのスピードが上がり、納期に余裕を持って仕事ができることだと思っています。
なので私は、納期に大きな影響が出ないのであれば即レスする必要はないと感じています。
最近は即レスしなくて困ったことはありませんし、リピート率にも全く影響していません。
確かに即レスも重要な要素だとは思いますが、人間の集中力には限界があり、連絡が来るたびに作業を中断して返信していたら、大事な仕事にかけられる集中力をどんどん消耗してしまいます。
個人的には即レスするメリットよりも、集中力がすり減ってしますデメリットの方が大きいので、手が空いたときにまとめて返信する形にしています。
ご自分の仕事のスタイルや案件の進み具合を把握した上で、スムーズにやり取りが進められる返信のスピードを意識してみてください。
③コミュニケーションコストを下げる
コミュニケーションコストとは、「情報伝達・意思疎通にかかる時間や労力」を意味する言葉です。(あまり横文字は使いたくないのですが笑)
このコミュニケーションコストが高い人、つまり意思疎通に時間がかかる人というのはリピート率向上にかなり苦労すると思います。
コミュニケーションコストが高い状態というのは、例えばこんな感じですね。
・分からないことを手当たり次第聞いている
・正しい内容が相手に伝わらない、理解されない
本来であればチャットのやり取り1回で済むものが、2回〜3回やり取りをしないと意思疎通ができず、仕事がなかなか進んでいかないといったイメージです。
サラリーマンであれば業務効率が低下するくらいで済むかもしれませんが、これをフリーランスがやると契約を切られます。
それだけ不要なやり取りというのは、相手に余計なストレスをかけてしまうということですね。
違った角度からの話になりますが、クライアントとzoomで打ち合わせをしたい時に、自分から候補日を出せば1回でやり取りが終わるのに、候補日を相手に出してもらうと2〜3回やりとりをする必要がある、みたいな場面ってあると思うんですね。
このようなやり取りも、コミュニケーションコストが増えていると言えます。
zoomで打ち合わせお願いします。
下記候補日になります。
○月◯日 ◯:◯◯〜
○月◯日 ◯:◯◯〜
○月◯日 ◯:◯◯〜
→相手は可能な時間を返信するだけでOK
zoomで打ち合わせお願いします。
ご都合の良い日をいくつかご教示いただけますでしょうか?
→相手が出した日程に対して、こちら側の返信が必要なためやり取りが増える。
この例は「意思疎通に時間がかかる」とは違ったものですが、相手の手を動かす時間が減ることを考えると大きな意味があります。
コミュニケーションコストを下げるために、普段からのやり取りをわかりやすく簡潔にするだけでなく、相手の手を動かす回数を少なくしていくことも、リピート率を高めるうえで非常に重要なことだと思います。
④修正の依頼は漏れなく対応する
最後は「修正の依頼は漏れなく対応する」です。
動画編集は仕事の特性上、修正を0にするのはなかなか難しいです。
私はディレクターとして動くことも多いので、別の編集者が作ってくれた動画を毎日チェックしているんですが、どんなにクオリティの高い動画でも修正は発生します。
修正はないほうがもちろん良いのですが、クオリティの高い作品をつくるために修正が発生するのは決して悪いことではないと思います。
ただ、修正指示を送った後に戻ってきた動画が、きちんと修正されていないことって結構多いんですね。
「送られてきた指示を確実に反映させる」というシンプルな作業なんですが、抜け漏れが発生するケースが割と多く、発注者側に負担をかける原因の1つになっていたりします。
これは単純に「相手に動画を送る前の確認不足」が原因なので、きちんと修正が全て解消されているか、最低でも2回は確認してから送るようにしましょう。
修正が少ないというのはそれだけで大きな武器になります。
原因がシンプルだからこそ、多くの人がつまづいている部分でもあるので、送付前の確認を徹底してみてください。
まとめ
今回はリピート率を高めるコツをご紹介しました。
出来ている人にとっては当たり前の内容ばかりだったと思いますが、一番大切な基本の部分になるので、改めてチェックしてもらえると嬉しいです。
こうやって記事にすることで、自分を戒めることにも繋がりますからね。笑
当たり前のことだからこそ強く意識して、いい仕事をしていけたらなと思います。