こんにちは、松木です。
このサイトは、動画編集で独立した人がWebマーケティングの力を身につけて月収100万円を達成してもらうために運営しているんですが、その目的を達成するためにはマーケティングの以外の話も必要だと思っていまして。
もちろん、これから得ていくマーケティングの知識は全て記事にしていくつもりですが、私の過去の経験や失敗談もひょっとしたら役に立つことがあるかもしれないので、定期的に記事にしていきたいと思います。
今回は、私がかなりの時間をかけて向き合ってきた「やりたいこと」がテーマです。
”やりたいこと”を探し続ける人たち
私が25歳くらいの時から、かなりの時間を使って考えてきたことがあります。
それは、「自分の本当にやりたいことってなんだろう?」という問題です。
僕は30歳の時に動画編集をはじめて、それをきっかけに独立したわけですが、動画編集が自分のやりたいことであるという感覚は全くありませんでした。
むしろ、本当にやりたいことが見つかるまでの「繋ぎ」のような感覚で、次の就職先が見つかるまでとりあえずアルバイトしておこう、みたいな感じでした。
この時の僕の根底にある考え方は
・やりたいこと=職業
という考え方だったので、「動画編集は俺の本当にやりたいことじゃない。もっとぴったりの仕事が他にあるはずだ」と本気で思っていました。
そこから長い長い「やりたいこと探しの旅」が始まります。笑
やりたいことが分からない人向けの書籍を読み漁ったり、自分の強みをノートいっぱいに書き殴ってみたり、さらなる自己分析のために個人セッションを契約するなど、それなりのお金を投資してきました。
金額にして70万円以上は投資したので、投資額としては結構大きいんじゃないかなと。
でもいくらお金をかけても、自分が心から納得できる”やりたいこと”は見つかりませんでした。ここまで大きなお金をかけても見つからないのであれば、どんな手段を使っても見つからないだろうと、考えるのも嫌になってしばらくは完全に思考停止の状態でした。
ただ、この時は「やりたいことが見つかれば自分は絶対成功できる」という考えを持っていたので、やりたいこと探しを諦められなかったんですよね。
なので、やりたいこと探しにこれ以上お金をかけるのは完全にストップして、毎日1時間とにかく考える時間を作るようにしました。
誰にも頼ることのできない状況のなかで、深く考える時間を作るという選択は僕にとってベストな選択でした。
やりたいこと=人生の目的
この状況を打破できたのは、自分の会社の理念を考えている時でした。
僕の会社の理念は「人生に自由を。」というとてもシンプルなものなんですが、この理念を考える時に、「自分の人生の目的ってなんだろう?」ってめちゃくちゃ考えたんですね。
自分は家庭も裕福じゃなかったし、お金の失敗もめちゃくちゃしてきたし、独立してからも上手く結果を出せない期間が長くて、自分の人生に自信が持てなかった。
だから、お金が原因で自分の人生に自信が持てない人のサポートをして、人生に自由を感じられるきっかけになりたい。
そう紙に書いた時に、今まで考えていたことが繋がって形になった感覚があって。
「あ、これが俺のやりたいことじゃん」って、心から納得できるようになりました。
僕のやりたいことは「お金が原因で自分の人生に自信を持てない人のサポートをすること」なので、その目的が達成できるなら手段は関係ありません。
僕はこの考え方に行き着いた時に、たまたま動画編集のスキルを持っていたので動画編集を軸に考えていますが、もしプログラミングをやっていたら、プログラミングでできることを考えていたと思います。
だからこそ、「今後はどんなことを仕事にしてもいいんだ」と思えたし、自分への納得感も非常に高かったので、今はこの考え方を大切に仕事をしています。
つまり僕の出した結論はこうなります。
やりたいこと=人生の目的
この考え方ができるようになったおかげで、長い長いやりたいこと探しの旅を終わらせることができました。
人生の目的を見つけるには?
僕はやりたいこと探しをお手伝いするプロではないので、適切なアドバイスが出来るかわかりませんが、経験をベースにお話しすることはできるので最後に考え方のコツみたいなものをお伝えできればと思います。
先ほどお伝えした「やりたいこと=人生の目的」という考え方は、もちろん全ての人にあてはまるわけではないと思いますが、多くの方にとって思考の手助けになってくれるはずなので。
まずお伝えしたいこととして、やりたいこと探しのために「強み診断テスト」や「適職診断」をやる人は少なくないと想像していますが、個人的にはあまり意味がないと思っています。少なくとも僕自身は全く意味がありませんでした。
自分の強みが仕事に活かせたとしても、幸福度はあまり向上しないという有名な調査結果もありますし、そもそも自分の強みが活かせるかどうかは周りの環境によるからです。
僕が以前に強み診断テストを行った時は「力強いリーダーシップができる」という診断結果が出ました。
でも、その強みを職場で活かそうと思ったら、出世してリーダーシップが発揮できるポジションを手に入れる必要がありますし、周りに素晴らしいリーダーシップを発揮している人がたくさんいた場合、自分の強みの価値はかなり下がります。
状況と周りの環境に大きく左右される「強み」という要素を発見したところで、何も変化は起こらないだろう、というのが私の結論です。
ここからが本題になりますが、じゃあどうしたら少しでも人生の目的に近づけるのか?
それは「仕事をする上での絶対条件を言語化しておく」ことだと思っています。
まず例として、私自身の仕事をする上での絶対条件をいくつか書いてみました。
・時間や場所に縛られないこと
・在庫を持たないビジネスをすること
・利益率が高いこと
・大きな固定費がかからないこと
・自分が嫌いな人とは仕事しないこと
・飛び込み営業をしないこと
・無理なテレアポをしなくてもよいこと
ほんの一部ではありますが、私が仕事をする上での絶対条件はこんな感じです。
仕事の依頼をいただいた時はこの基準に照らし合わせて、もし1つでも引っかかる点がある場合は仕事を請けないようにしています。
誰になんと言われようと絶対に曲げられないこだわりですね。笑
特に社会人の方に言えることですが、今の環境で出来るかどうかは特に気にせず、「こうありたい」という視点で考えていただければ問題ありません。
仕事面での絶対条件が言語化できると、自分がどんな価値基準を大切にしているかが浮き彫りになってきます。
この価値基準を思考の出発点として人生の目的を考えることが出来れば、方向性を間違えることはほぼ無くなると思います。
私の場合は「時間と場所に縛られないこと」を特に重要視しているので、自分にとって大切な価値基準は「自由であること」ということがわかり、これをヒントに人生の目的を深く考えていきました。
最初に断っておくと、人生の目的は1ヶ月とかでは見つからないと思います。
僕自身は7年かかっていますから。笑
7年はさすがにかかりすぎだと自分でも思いますが、じっくりと腰を据えて考える時間は絶対に必要です。(それも毎日)
ほとんどの人が長期戦になるはずなので、まずは「仕事をする上での絶対条件」をしっかり言語化して、それをヒントに生活していけば少しずつ自分の納得できる答えに近づいていけると思います。
完璧である必要は全くありません。
私自身も、来年には絶対条件が変わっている可能性も全然ありますからね。
なので、思考のヒントとして覚えておいていただければなと思います。
仕事をする上での絶対条件を言語化して、それをヒントに人生の目的を探っていく
最後までお読みいただきありがとうございました!