マーケティング

売上を上げるライティングの黄金法則【QUESTフォーミュラー】とは?

こんにちは、松木です。

今回は、最近特に重要だと感じている「ライティング」に関して書きたいと思います。

「ライティングの勉強が必要なのはライターだけ」なんて思っていた時期もありましたが、「文章を書く」という行為は全ての仕事の基本です。

 

私は普段、企業のYoutube運営のサポートをしているわけですが、クオリティの高い動画を作るためには、企画に沿った台本が欠かせませんよね。

つまり、動画も文章がベースということになります。

そのため、仮にあなたがライターでも動画編集者でも、文章力は必要不可欠な能力になるわけです。

 

なぜ結果を出している経営者のお話は、誰にでも分かりやすく、面白くてタメになるのかずっと不思議に思っていましたが、理由は文章力が極めて高いことにあると気づきました。

文章力が高さが、魅力的な表現力に繋がっているわけです。

売上を上げるためだけでなく、人としての魅力を高めていくためにも、文章力は大きな意味を持っているということですね。

 

今回は文章力を磨くライティングスキルの中でも特に重要な「コピーライティング」に焦点を当ててお話したいと思います。

ライティングには3種類ある

結論、売上を上げていくためのライティングには3種類あります。

ここにボックスタイトルを入力

①アクセスを集めるためのライティング
②アクセスを集めた後に教育するライティング
③行動を促す文章(コピーライティング)

一般的に「ライティング」と言われると、③のコピーライティングを思い浮かべる人が多いと思いますが、コピーライティングを書く前に、アクセスを集めて教育するという2種類のライティングが必要になってきます。

そもそもアクセスが集まらないと、せっかく書いたコピーライティングも見てもらえないですからね。

 

ただ、どのライティングから勉強するべきかと言われたら、③のコピーライティングから始めるのがベストだと思います。

理由は単純で「面白いから」です。笑

 

コピーライティングが上達すれば、人の購買意欲やモチベーションを自由にコントロール出来るようになります。

人が何に価値を感じるのかということも感覚的に分かるようになりますし、人を惹きつけるテクニックもどんどん磨かれていきます。

文章だけでこんなことが出来たら、めちゃくちゃ面白いですよね。

 

それに、コピーライティングに慣れていけば、①と②はすぐに書けるようになります。
それだけ③は重要であり、練習が必要ということですね。

だからこそ、この記事でコピーライティングの基礎を一緒に学んでいきましょう。

コピーライティングの基礎 ”QUESTフォーミュラー”

”QUESTフォーミュラー”とは、文章で人の購買意欲を掻き立てるための黄金の法則のことを指します。

これを使えば「怪しい壺」でも売ることが出来ると言われるくらい、強力な文章術です。

QUESTフォーミュラーとは、下記の順番で文章を書くことで完成します。

QUESTフォーミュラー

Qualify(興味づけ)→信用につながる実績の提示
Understand(理解・共感)→相手の悩みに共感する
Education(教育)→悩みを解決するための理論を話す
Stimulation(刺激)→悩みを解決した時のことを想像させる
Transition(行動)→ 申し込みをさせる

このQUESTフォーミュラーを非常にうまく使っているのが、ダイエットで有名なライザップさんですね。

次に、実際にライザップのHPの内容に沿って、QUESTフォーミュラーを解説したいと思います。(直接写真を貼ることはできないので、気になる方はにライザップのHPも併せて見てみてください!)

①Qualify(興味づけ)

まず最初の段階は「興味づけ」になります。

冒頭で興味を持ってもらえないと、そこから下の文章は読んでもらえないため、一番重要な部分とも言えます。

ライザップのHPを見てみると

「〇〇さん2ヶ月でウエスト-16.5cm」
「体脂肪19.2% ▷ 10.5%」
「ウエスト91.5cm ▷ 75.0cm」

こんな感じで、ライザップに来た人が圧倒的な効果を出していることが分かる実績を提示して「興味づけ」を行なっています。

実績をはっきりと提示することによって、HPに来た人がどんどんスクロールしたくなるというわけですね。

 

逆にいうと、提示できる実績がない場合、興味づけは難しいとも言えます。

実績がなくても興味を引く方法がないことはないんですが、やはり実績に勝るものはありませんので、まずは小さくても良いので結果を出すことが重要ということも補足でお伝えしておきます。

②Understand(理解・共感)

次のフェーズは共感になります。

ライザップの場合は、「太っていることによる不安や悩み」に共感しています。

太っている人の悩み

・短期間で痩せてもリバウンドが心配
・頑張っても結果が出ないから続かない
・ダイエットの正しいやり方が分からない

こういったユーザーの悩みを先に代弁することによって、「自分のことわかってくれてる!」という共感を生み出します。

ライザップでは共感しつつ、「間違ったトレーニングは時間とお金がもったいない!」ということを伝え、次の③に繋げています。

③Education(教育)

このフェーズでは教育、つまり具体的な解決法の提示をすることで、顧客に対してサービスの有益性を教育していきます。

ライザップは1人ひとりにあった専用プラグラムで、ダイエットを成功に導くサービスを提供しているわけですが、ここではユーザーが他社と契約した場合の失敗例を出しつつ、ライザップならではの解決方法を提示しています。

競合他社の事例
①トレーナーの経験・知識が浅い。毎回違うトレーナーで内容が違う。
②いつも同じトレーニングをするので飽きてしまう
③食事は「炭水化物を抜いてください」の指導だけ

ライザップなら!
①知識や経験が豊富なトレーナーが専属で担当!
②同じ部位のトレーニングでも少しずつ変えて楽しく出来るように工夫!
③毎食必ず食事報告をしていただきアプリで毎回細かく指導!

ライザップなら間違いなさそう!という感情が湧いてくる構成ですよね。

私も最近、体型にはかなり気を遣っているので普通に申し込みしたくなる衝動に駆られてしまいました。

④Stimulation(刺激)

購入したい!という気持ちをさらに後押しするために、悩みが解決した後の姿を想像させる文章を書いていきます。

ライザップだと、ここで再度「結果を出したお客様の事例」を持ってくることもありますし、直近のHPだと「ライザップ卒業後も一生使えるダイエットの知識がつくのでお得」といった訴求をしていますね。

 

身につけた習慣と知識は一生モノの価値があるということをしっかりと伝えることで、ライザップに通って痩せた後も体型がキープでき、一生体型で悩むことはなさそう!という将来の姿が描けるような文章になっています。

いや、ライザップ本当に行きたくなりますね。

⑤Transition(行動)

ここまできたら、あとは顧客にアクションを起こしてもらうだけです。

ライザップのHPには、いたるところに「無料カウンセリングの申し込み」のボタンが設置されています。

この「いたるところ」というのがポイントで、常に目につく場所に申し込みボタンがあることで、顧客がアクションするハードルを限界まで下げています。

①〜④まででライザップに興味を持った人が、ここで申し込みボタンを押していくわけですね。

これがQUESTフォーミュラーの威力です。

まとめ

改めて企業のHPを見てみると、ほとんどの企業がこの”QUESTフォーミュラー”を守って文章を書いていることが分かります。

それだけ効果が実証されているというわけですね。

OUESTフォーミュラーを覚えておくだけで、商品を売るためのライティングだけでなく、YouTubeの台本や、Twitterなど、様々な場面で文章が書きやすくなるはずです。

動画編集者にとってもライティングスキルの向上は、確実に仕事に良い影響がありますので、今後も定期的にライティングについて取り上げていきたいと思っています。